リョービフォント、モリサワへの事業譲渡に思うこと



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旧聞のお話になってしまいますが、フォントベンダー最大手のモリサワさんが、

リョービさんからフォント事業の譲渡を受けることで合意され、

また、タイプバンクさんの株式を100%取得して

完全子会社化したことが発表されました。


●モリサワ、リョービからフォント事業の譲渡を受けることで合意
 【印刷業界ニュース】
http://www.pjl.co.jp/news/enterprise/2011/08/2581.html

(引用ここから)

 (株)モリサワ(森澤彰彦社長)は、リョービ(株)(浦上彰社長)・リョービイマジクス(株)(筆谷清隆社長)からフォント事業の譲渡を受けることで合意したと発表した。正式な事業譲渡は2011年10月1日付け。
 今回の合意により、リョービのフォント事業に関するすべての資産(フォントは136書体)がモリサワに譲渡され、新たな運営者であるモリサワが顧客に対してサービスを提供していく予定。
 譲渡されたリョービ書体は、各書体の特徴に応じて、モリサワブランド、もしくはモリサワの100%子会社であるタイプバンクブランドとして製品化され、提供されることになる。
 また、既存のリョービフォントユーザーへのサポートは、譲渡日よりモリサワ、もしくはタイプバンクが担当する。
 一方、モリサワが展開するフォントライセンスシステム「MORISAWA PASSPORT」への搭載については、2012年から順次組み入れていく予定だが、その対象となるのは、モリサワブランド化書体は全書体、タイプバンクブランド化書体は特徴に応じて選択搭載していく。

(引用ここまで)


●モリサワ、タイプバンクの株式取得による完全子会社化を発表
 【印刷業界ニュース】
http://www.pjl.co.jp/news/enterprise/2011/08/2582.html

(引用ここから)

(株)モリサワ(森澤彰彦社長)は、(株)タイプバンク(石田健社長)の株式を100%取得したことを発表した。
 モリサワは、タイプバンクの全株式を2010年4月に取得し、同社を完全子会社化した。そのためタイプバンクは、モリサワグループの一員として事業活動を行っているが、独自の開発力を持ったフォント制作会社としての特長を生かし、引き続きこれまでと同様の営業展開を図っていく。
 なお、タイプバンクのブランドおよび書体は継続される。

(引用ここまで)


リョービさんのフォントでは〈ナウ〉などの特徴ある書体が知られていますが、

かつて、約20年ほど前にアップルがOS「漢字Talk7.1」をリリースしたころに、

TrueTypeフォントでリョービさんのフォントが2書体

(本明朝M、丸ゴシック=シリウスM)

標準搭載されていたことがあります。

タケムラが本格的にMacを使い始めたのが漢字Talk7.5からだったので、

その頃はプリインストールの状態では本明朝と丸ゴシックは入ってなかったけど、

確かインストールCDから選択すれば使えたような覚えがあります

(かなり前なので間違っていたらスミマセン)。

初めて買ったPowerMacintoshでいろんなフォントが使えたことに

ワクワクしたことを思い出します♪

個人的には明朝系で同じく漢字Talk7.5に搭載されていた平成明朝よりも

本明朝のほうが気に入ってましたが、

いつの頃からか、本明朝と丸ゴシックは

MacOSには搭載されなくなったんですよね(・ω・)


ニュースによると、リョービさんのフォントは、

書体に応じてモリサワブランドとタイプバンクブランドに分かれていくとのこと。

当時リョービさんの〈ナウ(明朝系)〉を気に入っていたデザイナーさんと

今は印刷通販の部門で一緒に仕事をさせてもらってたりしますが、

タケムラ自身も、かつてはデザインや制作の現場にいましたので、

フォントでのリョービさんのブランドはなくなっても、

書体は残って欲しいなぁと、期待を寄せる今日この頃です(・∀・)


ちなみに、モリサワさんは昨年8月に大日本スクリーンさんとも

フォント事業で協業を発表されていますので、

Mac OS Xでもおなじみのヒラギノフォントも

モリサワさんのライセンス製品『MORISAWA PASSPORT』に搭載されています。

ますますモリサワさんのラインナップが充実していきますね……


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