ヒラギノフォントの標識

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少し前になっちゃいましたが、この記事に目が止まったタケムラ。


高速道路の標識、「ヒラギノ」書体に iPadと同じ
【朝日新聞】
http://www.asahi.com/national/update/1214/OSK201012140052.html


☆ここから引用☆


 東日本、西日本、中日本の各高速道路会社(NEXCO)は、高速道路の案内標識に使ってきた独自の書体を、米アップルのiPad(アイパッド)などに採用されている市販のものに変えることを決めた。高速走行中でも見やすく、バランスが良いという。書体の変更は、1963年に国内初の高速が開通して以来、初めて。

 新しい書体は、大日本スクリーン製造(京都市)の「ヒラギノ角ゴシック体 W5」。書籍や雑誌、テレビ番組のテロップなどに広く使われる。文字を構成する一画一画の間の空白の大きさが均等に見えるのが特徴だ。

 3社は今年7月、新規開通や付け替えなどで標識を業者に発注する際に、今後はヒラギノを使うよう指示することを決定。今月開通した東九州自動車道(宮崎・門川―日向間、13.9キロ)の標識に早速登場した。

 これまでの書体は、昭和30年代に旧日本道路公団が考案し、角張った独特の形状で「公団ゴシック」と呼ばれた。字の印象を決める部位を強調したり画数が多い漢字は大胆に省略したり、ドライバーが一瞬で認識できるよう工夫が凝らされた。

 ただ、省略が多すぎるとの指摘があるほか、新しい字が必要になるたびに一からデザインするため、当初の開発者が亡くなった後は「統一性に欠ける」との問題もあった。


★ここまで引用★


高速道路の道路標識に見られる書体、タケムラもずっと気になってたんですよね。あのカクカクっとした表記が妙にレトロっぽかったんですが、《公団ゴシック》という名称があったとは知りませんでした。新名神高速道路などの新しい高速道路で使われる標識の文字を見ていると、名神高速道路などで見かける当初使われていた書体と微妙に違うような気がしていたので、この記事を見てあらためて納得したタケムラ。公団ゴシックの登場が昭和30年代なら都度のデザインも致し方無かったとは言え、新しい字を一からデザインする手間を考えるとフォントが使えたら確かに便利ですからね(・∀・)

で、ブログを書いていて公団ゴシックが気になったタケムラ。ネットで検索すると公団ゴシック風なフリーフォントなども出回っているようです。機会があったら使ってみても面白いかもしれませんね。あ、当社のご利用でIllustratorで作成の時は、必ずアウトライン化をお忘れなく(^^)

それにしてもヒラギノが道路標識になるなんて。ちょっと、いや、かなり嬉しい! 全ての高速道路の標識がヒラギノに変わるのは時間がかかるかもしれませんが、高速道路に乗るときはいつも以上に標識に目が行くかも…… あ、もちろん安全運転ですけどね(^^ゞ

ちなみに高速道路の標識はNEXCOが管理していますが、一般道路で見かける青地に白抜きの案内標識は国土交通省の管理。なので一般道路の案内標識は高速道路の標識と書体が違うと思います。青地に白抜きの案内標識で記される文字は丸ゴシック系の書体を見かけることが多いですが、調べてみると写植で有名だった写研の「ナール」が使われてるとのこと。視認性の高い「ナール」は鉄道やバスの方向幕にも使われているらしいですが、かつては丸ゴシック系の代名詞的な存在だったようです。ちなみに「ナール」は写植専用の書体として展開されていて、MacやWindowsなどのパソコンで使えるフォント製品としては発売されていないとのこと。写研にはほかにも「ゴナ」(ご存じの方、懐かしいですよね)をはじめ、今のDTPのフォントにも大きな影響を与えたと言われる書体が数多くありますが、これらもパソコン用のフォントとしては出まわっていないようです(-_-)

こんなカンジで身の回りでよく見かける書体をあらためて調べてみるのも面白いですよね。久しぶりにフォント(書体?)のハナシをしてちょっとうれしかったタケムラでした(・∀・>)

※標識の画像は【道路標識と道路標示の画像一覧素材集】より引用させていただきました。

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