Pismo復活

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一応Macユーザ暦15年を自称しているタケムラ。自宅ではPowerPC以前のデスクトップ機を使っていたこともありますが、現在持っている一番古いMacはPowerBookG3です。PowerBookシリーズでFireWireポートが初めて搭載されたマシンで、アップルが製品を区別するために使っていた呼称は【PowerBook G3 (FireWire)】。古くからのユーザの方なら【Pismo(ピズモ)】と言った方が分かりやすいかもしれません。ちなみに【Pismo】はPowerBook G3 (FireWire)】が開発されていた頃のコードネームとのこと。今回はそのPowerBook G3(以下Pismo)のお話です(^^)

Pismoは2000年2月に発売されましたが、タケムラは同年の7月に購入。タケムラにとってPismoは初めて買ったノートパソコンでした。曲線ベースで構成された、PowerBookG3シリーズ独自の筐体はタケムラがとても気に入っていたところ。そのせいもあって、去年7月にMacBookProを買うまでは約8年ほど現役で使用していました。パソコンで8年使い続けるって結構長い方かも。その間メモリはデフォルトの64MBから1GBに増設して、ハードディスクも6GBから60GBに換装。取り外し可能な拡張ベイのDVDドライブカートリッジは、ドライブ部分のみDVD-Rが書き込み可能なバルク品のSuperDriveに入れ替えたほか、無線LANも使えるようにAirMacカードを取り付けたりして、いろいろ手をかけたマシンでした。それだけに結構思い入れがあったPismo。備品のバッテリは購入してから3年で寿命を迎えましたが、それ以外は故障箇所がなかったこともPismoを約8年現役で使い続けた理由のひとつでした(・∀・)

でもご時世には逆らえず。PismoのプリインストールOSはMacOS9.1でしたが、MacOSX10.4.11までアップグレードしたものの、これがPismoが対応できるOSの上限。メモリは1GB搭載していても400MHzのG3プロセッサと8MBのビデオカードでは、MacOSX10.4.11上のSafariのネット接続だけでもタブが増えてくると極端に処理速度が落ちてきます。そのうち内蔵の冷却ファンがフル回転することが頻繁になり、あとで購入したWindowsマシンを使う機会が多くなるに反比例してPismoを使う機会が少なくなってきました。その後MacBookProを購入したことでPismoを開けることすらなくなったタケムラ。それから約1年近くPismoの電源を入れることはありませんでした(・ω・)

ある日のこと。両親からかつて町内会で作ったチラシを探してほしいとの依頼を受けました。そういえばPismoのハードディスクに保存していたことを思い出したので、Pismoを電源アダプタに接続。久々の起動のはずでしたが、ブートボタンを押してもPismoは全く反応しません。最初はアダプタの通電を疑いましたが電気は来ている様子。ただ、本体が反応しないのでこの時点でFireWireを介したターゲットモードは使えないと判断。ならばハードディスクを取り外して他から読み込もうとPismo解体を試みるも、「トルクスドライバ」と呼ばれる特殊な星形の工具がないとアクセス出来ないことに気づいて程なく断念。メモリとハードディスクはショップで換装してもらったので、残念なことにトルクスドライバは持ってなかったんです。最悪はハードディスクの故障も疑いましたが、もうひとつの可能性として疑ったのが内蔵電池の寿命でした(・ω・;)

Macを含めたパソコン内部には、大体内蔵電池が搭載されています。日時や起動の情報がPRAMと呼ばれるところに記憶されているわけですが、これらの情報はパソコンの電源がオフになっても起動時の情報として保存する必要があるため、内蔵電池がその電源として使用されているのです。内蔵電池の寿命は5年とも言われていますが、ここが切れているとMacは起動できません。ということで、原因はおおよそ解明できましたが、果たしてPismoの内蔵電池はまだ売ってるのだろうか…… 不安を抱えつつもネットで探すと、意外と簡単に見つかりました。ただPismoの内蔵電池は約8000円とかなり高価。価格を考えると1000円弱で買えるトルクスドライバかで悩みましたが、起動したPismoをもう一度使ってみたいという思いがわき上がったタケムラ、高いけど内蔵電池の購入を選びました。Pismoの内蔵電池は、注文したお店の対応が早かったこともあって翌日には到着。早速内蔵電池の交換作業に取りかかりました(・ω・;;)

Pismoの内蔵電池には、拡張ベイのDVDドライブを取り外し、キーボードを取り外すことで簡単にアクセスすることが出来ます。マザーボードに刺さった内蔵電池の電極プラグを外して電池を取り出し、新しい内蔵電池をセットして終了。この作業でトルクスを含めたドライバの類は必要なく、作業開始からここまで約1分。キーボードと拡張ベイのDVDドライブを戻し、ACアダプタを接続してブートボタンを押すと、Pismoは何事もなかったかのように起動し始めました。しばらく起動していなかったせいか、10分ほどMacOSXの起動画面が続きましたが、その後起動処理も無事終了しかつて見慣れたデスクトップが現れました。OSの年月日が1970年1月1日となっていたので、起動しなかった原因が内蔵電池であることを再確認したタケムラ。その後キーボードと拡張ベイをセットし、日付を修正したのち、ようやくお目当ての町内会のファイルにアクセスできました(^^)v

町内会のチラシは一部モデファイしての利用だったらしく、両親と町内会の方から詳細を聞いてPismo上のClassic環境で修正(作ったときのアプリがMacOSXネイティブではなかったので)。MacBookProではClassicは動作しないので、これは旧MacOSが動作するPowerPCのMacでなければ出来ない芸当です。Pismoでの久々の作業に懐かしさを感じながら、出来上がりをUSBメモリにコピーし町内会の方に渡して、Pismoでの作業は終わりました。ちなみに渡した先の方もMacユーザで、今でもMacOS9を使い続けているとのこと。タケムラのPismoが復活したことを話すと喜んでくれて、Pismoを前にしばしMac話に興じてしまいましたo(^∇^o)(o^∇^)o

この復活でタケムラのPismoはなんと10年目に突入。お客さまにはDTP環境で最新Macと最新OSのご利用を勧めながら逆行してないかなと自問しつつも、個人でそれを分かって使う分には問題ないかなと自己解決。この先もPismoを使う機会ってそうそうないと思いますが、今回の一件もあるのでたまには電源入れて使ってみてもいいかな、と新旧のノート型Macとデスクトップ型のG4Cubeをを前にして思ったタケムラ。ちなみにG4Cubeも未だ現役。最新アプリや最新機器の運用には向いてませんが、負担のかかる作業はMacBookProに任せるとして、これからも大切に使って行きたいと思います。そうそう、トルクスドライバも買っておかないと(^_-)-☆

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