MOがなくなる……

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タケムラがグラフィックに入社した頃、まだCD-Rも珍しかったときに、大容量のメディアとして社内で普及していたのは3.5インチのMOディスクでした。パソコンのハードディスクがまだメガバイト単位がスタンダードだった時代、当時のハードディスク並の容量が保存できるMOディスクは、大容量のデータを持ち運びできる貴重な存在でした。あれから10数年、今月に入って日立マクセルが2009年9月末に、三菱化学メディアが12月末と相次いでMOディスクの販売を中止するようですね(・ω・)

タケムラが入社した当時は、MOドライブや230MBのMOディスクがまだ普及し始めていた頃だったと思うのですが、社内では当時珍しかったオーバーライト(懐かしい!)640MBディスク対応のMOドライブとそのメディアがすでに普及していました。製版では複数の集版フィルムに代わって、カンプと訂正紙とMOディスクが複数枚入稿されてくるというのがその頃からスタンダードになりつつありましたね(・∀・)

フロッピーディスクが分厚くなったような形状のMOディスクが普及したのは、何と言っても手軽な大きさが大きな要因だったと思います。ケースに収納した大きさも厚さを除いてはフロッピーディスクとほとんど変わらないだけに、並べて保管できることも大きかったですね。あと、メディアが頑丈(?)なせいか、少々落としてもデータが読めなくなることってなかったような記憶もあります(-_-)

そんな便利さを社内で体感していたタケムラ。ついには自身で640MB対応のMOドライブを買ったりする始末。当時のオリンパスがオーバーライト対応の640MB対応MOドライブを初めて発売した【640MO TURBO II】という商品を発売日に合わせて買いました。冒頭の画像のドライブがそれです。結構高かった覚えがありますが、当時保有していたPowerMacintosh 7100/80(これまた懐かしい!)にSCSI(これも懐かしい!!)で接続して使っていたものでした。ただ、メディアが高かったせいか、オーバーライト対応の640MBのMOディスクは2枚ほど、230MBのMOディスクは5枚ほどしか買いませんでしたが……

そんな魅力あるMOドライブでしたが、反面MOディスクはデータの読み出しや書き込み速度が遅く、オーバーライト対応の640MBのMOディスクでもフルに書き込もうとすると約30分近くかかることもありました。パソコンの性能が上がるにつれ、その遅さは顕著になってきましたが、ハードディスクの大容量低価格化にCD-Rの普及、さらにはUSBメモリの普及なども相まって、次第にMOドライブとMOディスクは使われなくなったと思います。タケムラもPowerBookG3(FireWire)を買った頃からMOドライブはあまり使わなくなっていきました(*_*)

とはいえ、社内ではかつてほどMOドライブを見かけることは少なくなったものの、データ入稿でのMOディスクはよく見かけます。通販の場合はオンライン入稿が大半ですが、MOディスクにカンプを同封してメディア入稿されるお客さまもいらっしゃいます。印刷やDTPでのMOの需要はまだまだあるんです。オンライン入稿を推奨している当社ですが、タケムラ個人的にはカンプとMOを見るとホッとしますし(^^ゞ

幸いソニーは、3.5インチおよび5.25インチのMOディスクの生産販売を今後も続けるとのこと。今すぐになくなるわけではないのでとりあえずは一安心ですが、時代の流れとともにMOの扱いも少なくなる流れはこれからも続いていくことでしょう。一抹の寂しさを感じる今日この頃です。

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