『グラフィックビジョン・リアル』その3
-紙へのこだわり-

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広色域印刷として、8月より新しく登場した『グラフィックビジョン・リアル』。
最終回である今回は『グラフィックビジョン・リアル』を表現するためにこだわった紙種についてご紹介してみたいと思います。

印刷を表現するにあたって、欠かすことのできないのが紙。当社でもさまざまなタイプの紙を取り扱っていますが、『グラフィックビジョン・リアル』を展開するにあたっては、パフォーマンスを余すところなく表現してくれる紙種に印刷することでそのクオリティを示すことができると考え、それらを踏まえての紙選びが始まりました。

『グラフィックビジョン・リアル』のような色域の広い印刷のパフォーマンスを確認するためには、まずは色が映えるような紙を選ぶことが必要になってきます。マット系や非塗工の紙だとどうしても色が沈んでしまうため、色が映えるのとは逆の方に向いてしまいますので、印刷再現性が高く平滑度が高くてしっかりと塗工処理された、グロス系やダル系のアート紙をターゲットにおきました。

膨大な紙の中、印刷用紙というだけでも実に多くの銘柄がありますが、その中からアート系の紙となると、製造している会社が少ないこともあり、実はそれほど銘柄数は多くありません。多くない理由のひとつとしては、一般的なA2コート紙などと比較すると紙を製造するために時間がかかるほか、塗工処理や平滑性を高める作業工程なども通常の塗工紙よりも時間をかけてかつ入念に行われるため、品質が高くなる反面、それなりにコストもかかってくるからです。もちろん、高級紙を製造するための原材料に設備、そして何よりも高級紙を作るための技術的なノウハウがなければ品質の高い印刷紙は生まれてこないわけですが、そうそう簡単にできるものではないんです。

紙選びのテスト印刷では、当社では取り扱ってない銘柄のアート紙も含めた紙を徴求してテストしてみました。その中で最終的に選ばれたのが五條製紙のハイマッキンレーシリーズの中からグロス系の【ハイマッキンレー アート/ポスト】、ダル系の【ハイマッキンレー ピュアダルアート/ピュアダルポスト】だったのです。いずれもアート紙の上を行くスーパーアート紙と呼ばれるほどに品質の高い紙種で、かつ印刷再現性にも大変すぐれた紙でもあります。


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ちなみにこの2種類は、当社でもアート系の最高級紙としてカード系・フライヤー系・冊子系と幅広くラインナップしており、とても人気の高い紙でもあります。『グラフィックビジョン・リアル』が持つパフォーマンスをしっかりと受け止めて表現する紙として当社が選んだ、グロス系の【ハイマッキンレー アート/ポスト】、ダル系の【ハイマッキンレー ピュアダルアート/ピュアダルポスト】。今後の『グラフィックビジョン・リアル』の展開次第では対応する紙種が増えるかもしれませんが、まずはこの2種類からスタートしております。

3度に渡った『グラフィックビジョン・リアル』のご紹介。いかがでしたでしょうか? 『グラフィックビジョン・リアル』の導入にあたってはタケムラも途中から参加してましたので、一部はこぼれ話的な紹介になりましたが、機会がありましたらもっと『グラフィックビジョン・リアル』のいろいろな面を取り上げてみたいと思います!


※『グラフィックビジョン・リアル』をご利用いただくにあたっての、専用のカラーチャートとご利用の手引きを無料にて配布しております(要会員登録)。この機会に是非お求めいただきたいと思います。

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■参考リンク
 【グラフィックビジョン・リアル】
  http://photo1.graphic.jp/gvreal/