Mac OS X 10.5 Leopard その2

Macユーザ待望の久々のメジャーアップデートとなる『Mac OS X 10.5 Leopard』。いろいろな機能追加で変化が見られる中、標準で搭載されているヒラギノOpenTypeフォントにも変化が見られています。ということで今回はフォントについて取り上げてみます。


【ヒラギノOpenTypeフォントがバージョンアップ】

今回のLeopardでは、Mac OS Xに標準搭載されているヒラギノOpenTypeフォントがバージョンアップし(※1)、最新のJIS規格「JIS X 0213:2004」(※2)対応となりました。字形の一部について、JISが言うところの「印刷標準字体」に変更されています。それに伴い、従来のProフォントが『ProN』フォントに、Stdフォントが『StdN』フォントにそれぞれ名称が変わることになりました。その関係で、以前のMac OS Xで実装されているヒラギノOpenTypeフォントとはフォント名が変わるため、Leopard搭載のヒラギノOpenTypeフォントは、別物として認識されることになっています。

したがってWindows Vistaの時に見られたような、表示におけるトラブルについては心配しなくても良さそうです。Windows Vistaについては、以前ブログ『Windows Vistaに何があったのか?』でも取り上げた、Vista搭載のJIS2004字形にバージョンアップしたMSフォントとそれ以前の字形のMSフォントが、同じフォント名でありながら字形が異なるにもかかわらず置き換え表示され混乱をきたしたという問題がありました。マイクロソフトは修正プログラムをリリースしているものの、混乱そのものが収まっているわけではありません。ただ、Leopard以前のヒラギノOpenType[Pro/Std]フォントを使ったドキュメントを、Leopard上のアプリケーションで開いて手動で[ProN/StdN]フォントを置き換えるような場合には、JIS2004字形に変わることの認識を持った上で行っていただく必要はあるかと思います。

ちなみにLeopardから搭載されることになるヒラギノOpenType[ProN/StdN]フォントはOSインストールの際には別フォントとして追加でインストールされますので、従来のヒラギノOpenType[Pro/Std]フォントはそのまま残ります。Pro/StdフォントとProN/StdNフォントが存在することになるので、使い分けが少し面倒になるかもしれませんね。でも追加されることにちょっとお得に思えたのはタケムラだけかな? だって、このヒラギノOpenTypeフォント、フォントだけメーカーから買えば数万円もするんですから(^^ゞ

さて、2回に渡ってLeopardについて取り上げてみましたが、いかがでしたでしょうか? オペレーションシステムやアプリケーションがバージョンアップしたら、不具合の有無をチェックするのが慣例になっているこの業界。Leopardがリリースされて約一ヶ月ほど経ちますが、文字入力の際に「はたけ」と入力するとシステムがフリーズした問題も、Mac OS X 10.5.1アップデートで改善されているようで、それ以外に目立った報告はみられていないようです。とは言え、これから不具合等が出る可能性も十分に考えられますので、ユーザの皆様には各ベンダーの対応状況を確認されてからのMac OS X 10.5 Leopard導入について検討して欲しい今日この頃です。当社としても何かありましたらホームページやブログなどでも取り上げてみようと思います。


※1)
【大日本スクリーン|千都フォントライブラリーのOpenTypeフォント
「Creativeシリーズ」JIS2004字形対応版を発売開始】
http://www.screen.co.jp/ga_product/sento/press/MT_NL071031.pdf
☆このうちの「ヒラギノ基本6書体パック」がLeopardに搭載されるヒラギノOpenTypeフォントと同等のものです。

※2)
【JIS漢字コード表の改正について-報道発表-経済産業省】
http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0004964/index.html


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