印刷予備について

お客さまからのお問い合わせの中で、印刷予備についてご質問を受けることがたびたびあります。特にオフセット印刷を初めてご利用になる場合などには、ご注文枚数に別封でプラスアルファとして付いてくるので疑問に思われる方もおられるかもしれません。
ということで、今回は『印刷予備』についてお話ししてみたいと思います。

印刷予備についてはお客さまからのお問い合わせのほかBBSでも時折お尋ねいただくことがあります。ご注文枚数にプラスアルファされてくる印刷予備は、それだけを取り上げるとちょっとお得なイメージがあるかもしれませんが、印刷予備が付くのには実は理由があるのです。

印刷予備が発生する要因の一つとしては、オフセット印刷の印刷方法にあります。家庭用プリンタのようにいきなり刷り始めたものが使えるというものではなく(厳密にはインクジェットプリンタでも一枚目と数十枚刷ったものを比較すると色は変わっていると思います)、色を安定させるためにある程度の枚数の紙を使って色出しと呼ばれる作業をする必要があるのですが、この段階で少なくとも100枚以上の紙を必要とします。印刷の難易度によってはさらに数百枚の紙を必要とすることもあります。

印刷予備は、色出しおよびその後の断裁や折り加工された状態で、本来適合品として納品できる状態の商品と同等の品質のものをお付けしております。ただ、前述にもある印刷の難易度は色出しのほかに複雑な折り加工や製本加工などが絡んできますので、予備としてご提供できる部数は正直なところ読めません。場合によっては全く付かないこともございます。言い換えると予備がたくさん付くと言うことは、印刷工程がうまくいったというバロメータにもなると思いますが… ちなみに印刷会社さまによっては印刷料金とは別に印刷予備について予備紙代としてプラスされるところもあるようですが、当社ではサービスとしてお付けしております。

このように、印刷予備の位置づけを考えると、予備としてお付けできる枚数は時と場合に左右されます。時折「予備を数十枚以上付けてください」などのご要望をいただくことがございますが、もし商品としてご注文いただく枚数とプラスアルファで一定枚数の予備をご所望になる場合には、大変お手数ではありますがプラスアルファ分を含んだ枚数をご注文いただく方が確実かと思います。

印刷予備についてご理解頂けましたでしょうか? こう考えると、例えばスーツを買ったときの裾の切れ端や予備のボタンが付属しているのに似ているような気もするのですが、ちょっと違うかな?


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