祇園祭の思い出

07_07_12NO_100.jpg突然でございますが、本記事を持ちまして当ブログはめでたく100回を迎えることと相成りました! いろいろな場所に出向く度に「ブログ見てるよ」とお声をかけていただき、嬉しいやら恥ずかしいやらな今日この頃ですが、これからも続けてまいりますので、gr@phicともども、よろしくお願い申し上げますm(__)m

 さて、京都では祇園祭のまっただ中ですが、100回記念ということで祇園祭にちなんだタケムラの思い出をブログに書いてみました。しばしおつきあいのほど(^^ゞ

 日本の三大祭りのひとつにも数えられる祇園祭は、京都の1年の中でも、最も多くの方がお見えになる祭りとして知られています。そして多くの観光客を迎え入れることで、京都市内では各所で交通規制が行われます。祇園祭の宵々々山から宵山あたりまでは夕方になると四条通が歩行者天国になるのもそのひとつですが、そのせいか、タケムラの中で祇園祭というと『仕事が早く終わる』という印象に結びついています。といって今の会社に来てからのハナシではなくて、前に勤めていた会社でのハナシなのです。店舗が四条通に近かったこともあって、歩行者天国になるとクルマやバイクが四条通に乗り入れできないので、祇園祭が近づくころなどは歩行者天国の時間までに仕事を終わらせるというのが、四条界隈にオフィスを構える会社の半ば習慣のようにもなっていました。

 今から十数年前、ある営業の仕事をしていたタケムラは、祇園祭が近づいたその日は宵々山で四条通が午後三時頃には歩行者天国に変わるので、それまでに仕事を終わらせねば、とタイトなルーティングを組んでクルマで営業に回っていました。そして、なんとか歩行者天国までに会社に戻って社内の雑務を経て、定時を少し過ぎた頃にはタケムラを含めた会社のほぼ全員が退社することができたのですが、ただ一人、直属の上司だけが仕事を抱えていて定時に帰れそうにないので、タケムラも一緒に付き合うことになりました。

 「タケムラ、祇園祭でせっかく早よ帰れるのにスマンなぁ。申し訳ない…」と謝る上司。タケムラも特に約束があったわけじゃないので「気にせんといてくださいよ、○○課長。それよか奥さんが待ってはるんとちゃうんですか?早よ終わらせて帰りましょうよ」とか言いながら一緒に残業をしていると、突然電話が鳴りました。いつもなら時間が来たら留守電に設定しているので鳴らない時間帯のはずなのですが、その日は早く帰れることもあってか、担当していた人が設定を忘れていたため、そのまま電話が鳴ってしまったのです。仕方がないので留守電の設定をしてからタケムラが電話を取ると、その人はとても怒っていました。聞けばそのお客さまは、その日は担当営業が来てくれるとのことで朝からずっと待ってたけど、一向に来ないしその日の予定がメチャメチャになった、どうしてくれるねん!とかなりご立腹の様子でした。そのお客さまを担当している営業の人は件数を回らなければならないあまり、その人との約束を忘れたままその日の営業を終えてしまったようです。今なら携帯電話を持っていたらすぐに連絡が取れますが、十数年前の当時は携帯電話がほとんど普及していなかったのでその営業の人と連絡が取れるわけでもなく、結局上司と二人でそのお客さまのところに向かうことになりました。

 歩行者天国の四条通を逆行するように上司と二人で会社のクルマの止めてある駐車場に向うと、何と駐車場はカギがかかっていました。歩行者天国でクルマの出入りができないので、早々と駐車場を閉めてしまったようです。管理人さんとも連絡がつかないし、仕方がないので東大路通りまで出てからタクシーを拾ってそのお客さまのところに向かい、そして到着したところ、そのお客さまが玄関で待っておられました。電話口でまくしたてるように怒っておられたので実際に目の前にしてどんな怒られ方をするのか、二人ともビビっていたのですが、早速上司とともに当社の非礼をお詫びして、上司がお客さまとハナシされている間に要件をすませたところ、そのお客さまも大分落ち着かれた様子で「まさかこの時間に来てくれるとは思わへんかった。カンニンな」と頭を下げられたのです。これにはちょっと面食らった上司とタケムラ。そして帰り際に「ホンマ、遅くから来てくれてありがとうな。おなか空いたやろ?足しになるかわからへんけど、これ食べてな」と言って、よく冷えたわらび餅をいただきました。会社に戻った頃には既に歩行者天国は解除になって、普段の夜の四条通の雰囲気に戻っていましたが、上司とタケムラはお客さまからいただいたわらび餅を食べながら残務の続きをしました。それはよく冷えてプルンとしていて、会社で食べるにはもったいないくらいの、とてもおいしいわらび餅でした。

 あれから大分年月が経ちましたが、祇園祭の時期が近づくと当時の上司とそのお客さま、そしてとてもおいしかったわらび餅のことを思い出します。

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