RGB

RGBとは、赤色(Red)、緑色(Green)、青色(Blue)の三色から成り立つ色の表現方式です。カラー印刷の際に用いられるCMYKに対し、RGBはテレビやパソコンなどのモニターの色表現に用いられます。RGBは「光の三原色」と呼ばれ、この三色によって全ての色が作られるのです。この光の三原色は、色の混色を行えば行うほど、明度が上がっていき、白に近づいていくため加法混色と呼ばれます。

加法混色のRGBと減法混色のCMYKとでは、色表現が正反対であるうえに、表現可能な色域が異なっています。この違いが、印刷を行う際に気をつけなければならないポイントなのです。それは、モニター(RGB)で見た色が印刷(CMYK)をした際、色に違いが出てくるという点。CMYKよりもRGBの方が色域が大きいため、RGBで作られた色でCMYKでは表現不可能な色の場合は、最も近い色に置き換えられて表現されます。こういったことから、出来上がった印刷物が思い通りの色ではなかったという残念な結果が生まれてしまうのです。

RGBの規格で代表的なところで「sRGB」と「AdobeRGB」が挙げられます。「sRGB」は国際電気標準会議 (IEC) が定めた国際標準規格であり、一般的なテレビ・パソコンのモニタ・デジタルカメラなどはこの規格に準拠しているのに対して、「AdobeRGB」は米アドビシステムズ社が提唱する色空間で、「sRGB」よりも広い色域を表現できます。プロセスカラーによるオフセット印刷の場合、「sRGB」よりCMYK変換したものは、色空間の一部を表現できないといった問題があるので、アドビのアプリケーション等では「AdobeRGB」の取り扱いをサポートしています。デジタルカメラの上位機種などでは「AdobeRGB」による撮影が可能なものもありますので、DTPを意識して制作される方には、ご利用いただくことをお勧めいたします。

「sRGB」と「AdobeRGB」については、以前に『プロから学ぶテクニック』でご紹介しておりますので、そちらもご参照ください。


詳しくはこちら!
http://www.graphic.jp/technical/print_color.html

『CMYK』
http://blog.graphic.jp/2007/03/cmyk.html

『プロから学ぶテクニック』
http://blog.graphic.jp/cat15/

『Japan Color 2001 Coated』
http://blog.graphic.jp/2007/01/japan_color_2001_coated_1.html



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