オフセット印刷

年が明けて、気持ちも新たに、この店長日記でも新しいカテゴリーを作ってみました。
題して「印刷通販の基礎用語」!このカテゴリーでは、印刷通販を利用したり、データを作成してる際に出てくる基礎的な専門用語を、私、タケムラが解説してまいります。
もし、「この○○って言葉よく出てくるけどなに?」や、「この○○って、なんとなくは分かるんだけど、正確な意味はなに?」など、普段、印刷物を作成している時に生まれる疑問がありましたら、解説していきますので、どしどしお寄せ下さい(^^)/

では、まず、第1回目の印刷通販の基礎用語は・・・[オフセット印刷]

オフセット印刷は、現在主流とされている印刷方式で、版にほとんど凹凸がない平版印刷のひとつになります。今回はあまり目にすることのない、オフセット印刷の仕組みについてご案内してみたいと思います。

オフセット印刷の仕組みは、油性インキの油が水をはじくといった特徴を活かしております。
まず、薬剤が塗布されたアルミの板(PS版ともいいます)に印刷データを焼き付けて、インキが乗る部分とインキが乗らない部分を作り上げる作業工程を行います。これを【刷版(さっぱん)】と言います。インキが乗る部分は【親油層(しんゆそう)】と呼ばれ、油性のインキが付きやすく水をはじく性質があります。また、インキが乗らない部分は【親水層(しんすいそう)】と呼ばれ、水が馴染みやすいように塗布された薬剤が削り取られます。従来では一旦製版フィルムに露光してアルミ板に焼き付け処理しておりましたが、当社ではこの工程に【サーマルCTP】と呼ばれる最新のダイレクト刷版システムを導入しております。

次に、刷版処理が終わった印刷版は印刷機に取り付けられます。印刷版は水つけローラを通った後、インキローラを通ります。その工程では水つけローラで版全面に水が打たれますが、親水層に水が残って親油層には水がはじかれます。その後インキローラで印刷版にインキが付着しますが、親油層にインキが付着するものの、親水層は油をはじくためインキは乗りません。ここで油と水が分かれた状態の版面が形成されます。その後、水つけローラとインキローラを通った印刷版は【ブランケット】と呼ばれるゴムシートに転写され、ブランケットは紙に転写され印刷されてゆきます。つまり、直接紙にインキを刷るのではなく、一旦ブランケットにインキを移し(OFF)、紙にインキを載せる(SET)という仕組みなので、オフセット印刷といいます。

    



当社では現在、全ての印刷物をオフセット印刷によりご提供しております。印刷機は、世界のトップメーカーである、ドイツのハイデルベルグ社製です。当社がハイデルベルグ社製にこだわる理由は、
  1.印刷にかかる全ての工程を自社で行うために最適な環境を構築できる。
  2.恒温装置により安定したインキ温度を保った状態で印刷できる。
  3.印刷品質管理装置と連動して、より安定した品質の標準印刷物の指標を確立できる。

などが挙げられます。
その指標に当社では【Japan Color 2001 Coated】を採用し、自社のカラーマネージメントと融合して、数値管理により独自の色管理システムを構築しております。

オフセット印刷をより詳しく説明し出すと、一冊の本が書けるくらい長くなります。今日はその触りを当社の導入しているシステムと絡めてご案内させて頂きました。ご理解頂けましたでしょうか?

オフセット印刷詳細はこちら!
http://www.graphic.jp/technical/print_offset.html

印刷品質詳細はこちら!
http://www.graphic.jp/customer/faq.php?cn=3


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