Acrobat8.0とAPPE

11月下旬ごろよりアドビシステムズ社からAcrobat8.0の出荷が始まっております。

06_12_7NO_31.jpgAcrobat8.0では、当社でもPDFファイルのご入稿データとして推奨する『PDF-X/1a(※1)』を拡張し、かつ『APPE(※2)』などの新技術も取り入れた『PDF-X/4(※3)』の仕様のPDFファイルが生成できるとのことです。
特にAPPEについては、4月頃にアドビよりアナウンスされており、PDFのアーキテクチャを生かした印刷出力とのことで、RIP(※4)のバージョンアップなども含めて注目されております。APPE対応のRIPについては、主要ベンダーも対応は表明しているものの、まだリリースまでには至っていないようです。タケムラ的にはAcrobat8.0のリリースよりも気になるAPPEではありますが、このあたりはもう少し詳しく調べてから、いずれブログでも取り上げてみたいと思います。

さてMac版のAcrobat8.0については、アドビアプリケーションとして初めてのUniversal仕様としてリリースされます。Universal仕様は、現行のIntelプロセッサを搭載したMacにネイティブ対応していると同時に、それまでのPowerPCプロセッサを搭載したMacでも動作するよう設計されております。DTP系の各サイトでのレビュー記事もボチボチ出始めているようで、毎日注意しながら読んでおりますが、Acrobat8についてはレビューとは行かないまでも印刷にまつわることなどを含めて調べてゆきたいと思っております。もちろんブログでも取り上げてみたいと思っております。

Acrobat8.0とAPPE、今後の展開が気になるタケムラでした。


※1 PDF-X/1a
印刷工程を重視した仕様としてCGATSと呼ばれる団体が策定した規格。PDF1.3、フォントの埋め込み、CMYKカラーなど従来のPDFのオプションより印刷に特化した用途に限定している。

※2 APPE(Adobe PDF Print Engine:アドビ・ピーディーエフ・プリント・エンジン)
アドビの次世代印刷プラットフォーム。概要は以下のページを参照してください。

・Adobe PDF Print Engine
【アドビシステムズ】
http://www.adobe.com/jp/products/pdfprintengine/ 

・アドビ、Adobe PDF Print Engineを発表 - パートナー向けにSDKを提供開始
【MYCOMジャーナル】
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/04/05/005.html

※3 PDF-X/4
PDF-X/1aなどの仕様をさらに拡張し、PDF1.6、透明性の追加等の機能を加えた印刷を前提とした規格。現在ISO認定規格(ISO15930-7)として審議中。

※4 RIP(Raster Image Processor:ラスター・イメージ・プロセッサ)
ポストスクリプトファイルを解析し画像データ化するための変換処理システム。印刷データを様々なデバイスに出力するためには必須である。

  • 投稿者:
  •  日時:
  •  カテゴリ: