ブロンドヘアーのお客様 -後編-

前回にひきつづき、今回も『ブロンドヘアーのお客様』後編のおはなしです。
外国人のお客様がご来店され、言葉がうまく伝わらず、時間がかかるものの、何とかデータチェックをするタケムラでしたが、不備が見つかり・・・


タケムラ:「ガイドライン、オンリー。トリムマーク、ノーです。」
(「仕上がり線がガイドラインしか見あたりません。あと、印刷トンボがないです」と言ったつもり)

外国人のお客さま:「オー、ゴメンナサーイ。ガイドライン!(と言って手でをする)トリムマーク!(といって手でOKマークを出した)」
(「ごめんなさい。ガイドラインはこれじゃない。もう一度作り直して。トンボは付けてもらってOKです」と言ったのだと思う…)


イラストレータは本来アメリカのアドビシステムズ社が開発したソフトウェアで、プルダウンメニューやパレット類の表記および用語に関しては、大体が英語名称をそのまま踏襲しています。お客さまも英語版のイラストレータをお使いになっていたみたいで『ガイドライン』と『トリムマーク』の言葉と意味についてはご存じの様子。この時点でお伝えしなければならない「トンボがない」ということがうまく伝わり(タケムラの英語力はさておき)、そのお客さまの要望どおりガイドラインを作り直してトンボを付ける修正をしたのちにカンプ出力しました。ご確認いただいたあとにご注文を確認し、ご来社引き取りということでご入稿のオペレーションが終わりました。ここまでたどり着くのに約2時間、時計を見るとお昼休みが終わっていました(;.;)

商品が出来上がって引き取りにいらしたお客さまは、日本の方と見られる奥さまをお連れでした。商品のポストカードをご覧になって、ご夫婦ともにご満足いただいたようです。お話を伺ったところ、どうやら奥さまがドイツ人のご主人に当社をご紹介頂いたようでした。その様子を見ながらタケムラは、奥さまより見聞きした情報だけでデータをお持ちになり直接ご来社され、2時間も待って頂いたそのドイツ人のお客さまの心意気と寛大さには敬服する思いでいっぱいでしたが。それと同時に思いに応えられたことにホッとしたひとときでもありました。

それにしてもイラストレータのメニュー表記って世界標準なんですね。トリムマークとガイドラインが伝わらなければ話が全然進まなかったような気がしてなりません。ガイドラインとトリムマークという言葉を聞くと、今でも時折このことを思い出してしまいます。

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