以前、当ブログでは【プロから学ぶテクニック】のくくりで『デジタルカメラのRGBを印刷用のCMYKに変換しよう』や『印刷とモニターの色あわせ』という記事を数回に分けて掲載させていただきました。
そこではRGB画像からCMYKに変換するためのさまざまなテクニックや、モニタの色合わせに関するノウハウを、当社画像管理担当の冨田よりご案内させていただいたのですが、印刷物を作成するにあたって色にまつわる管理の大切さが網羅されていることもあり、今もなおひんぱんにアクセスいただくなど大変好評をいただいております。実際のところ、タケムラが自分のデジカメで撮影した画像は、若干不慣れながらもこの記事を元に触らせていただいています(^^ゞ ご覧になっていない方は、是非一度アクセスしてみてくださいね。
さて、印刷物の作成を行う上でのモニタの色あわせや、デジタルカメラ、スキャナ、プリンタなどの異なるデバイス間の色を統一して管理するシステムのことを、総じて「カラーマネジメント」と呼んでおります。そして、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、Mac OS Xには「ColorSyncユーティリティ」と呼ばれる、カラーマネジメントシステムを標準で実装してます。
ColorSyncユーティリティでは、システムにインストールされているモニタや出力に関するICCプロファイルが表示できるほか、プロファイルのガモット(※1)を立体表示したり、あるいはプロファイルごとのガモットを重ねて比較が出来たりなどの、ちょっと面白い機能を持っているんです。
ということで、かなり前置きが長くなりましたが今回から3回に分けて、ColorSyncユーティリティが持つ機能を使って、代表的なカラープロファイルの比較を行ってみたいと思います。
ColorSyncユーティリティのアイコン。[Macintosh HD/アプリケーション/ユーティリティ]フォルダに格納されています。
まずはColorSyncユーティリティを起動し、ほぼデフォルトの状態で、代表的なプロファイルである、
●sRGB IEC61966-2.1(以下「sRGB」)【RGBプロファイル】
●Adobe RGB 1998(以下「Adobe RGB」)【RGBプロファイル】
●Japan Color 2001 Coated(以下「Japan Color」)【CMYKプロファイル】
の3つを取り上げてみたいと思います。
図形が大きいほど、それだけ大きなガモットを持っていることを意味します。これらを重ねるとこんなカンジです。
いかがでしょうか?RGBの色域がCMYKよりも広いということや、sRGBよりもAdobeRGBのほうが色域が広いといった説明も、両方のガモットを重ね合わせて比較することで、よりわかりやすくご理解いただけるのではないかと思います。おそらく雑誌やDTPのTipsなどにも時折取り上げられることがありますので、きっとご覧になった方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、ここで取り上げたガモットはCIE Lab表示のL100の座標軸を基準にした見え方になるのですが、Labは立体空間表示なので、別の座標軸を基準にすると違ったカタチで見えることになります。Labに関するご説明も含めて、このあたりは、次回のブログで取り上げてみたいと思います。
※1)ガモット:モニタ、プリンタなどそれぞれのデバイス(=機器)が表すことの出来る色の範囲。
●参考リンク
○Mac OS Xでのカラーマネジメント -ColorSyncユーティリティを使用したプロファイル情報表示-
【アップル】
http://www.apple.com/jp/pro/training/colorsync/segment102868b.html
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