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2007年08月

2007年08月02日 ブックマークに追加する

トンボ

国際的にはトリムマークとして呼ばれているトンボ。この名前の由来をみなさんはご存知ですか?

データの上下左右の中心部分にある十字型をしているセンタートンボが、昆虫のトンボと似ていることから名付けられました。十字型の他にカギカッコのような形が二重に重なったものがデータの4角部分にあります。こちらのトンボは、コーナートンボと呼ばれています。また印刷物によっては、折りトンボがあり、形は一本線で表されます。


トンボは、印刷物の制作を行う際に欠かすことのできない物差し的な存在なのですが、センタートンボとコーナートンボでは、共通の働きと違う働きがあります。共通の働きとして、プロセスカラーでの印刷は4色のインキをK・C・M・Yの順番に刷っていきますが、その印刷位置のズレを防ぐために、トンボを使って合わせます。

違う働きとして、センタートンボは両面印刷の際、表と裏の印刷位置がずれないよう合わせる役目があり、コーナートンボは、データ作成時の塗り足し位置と仕上がりサイズを示す役目をしています。コーナートンボの二重線は、外側が塗り足し線、内側が断裁線となりますが、断裁によって印刷物の端に白い部分が出ないようにするためにも、塗り足しは確保する必要があります。

また折りトンボは、印刷物の折り線を表す役目をしています。印刷物によって、折りトンボの有無、山折りや谷折りの指示や配置場所も異なってきますので、印刷物の表裏や天地左右などと併せて、明確にご指示いただく必要があります。

したがって、データ入稿の際にはトンボをつけていただきますようお願いします(Officeデータなどの場合を除く)。また、データの作成に便利なテンプレートもご用意しております。テンプレートでは、トンボのほかに天地や表裏の指示なども含まれておりますので、ぜひご活用ください。

今でこそIllustratorのフィルタ機能を使って、簡単にトンボを作ることができるようになりましたが、
かつてはトンボシールや、ペンを使ったアナログ的な方法で作成されていました。一口にペンと言っても、烏口(からすぐち)という製図用具や、ロットリングという普通のペンよりも先端が細いものなど専用の道具があり、これらのペンできちんとした線を引くためには、ちゃんと使いこなせるだけの熟練した技術を必要としました。古くからデザインに携わってこられた方なら、うなずいていただける方も多いのではないでしょうか?

トンボについてはこちら。
http://www.graphic.jp/technical/print_trim.html

テンプレートはこちら。
http://www.graphic.jp/technical/dl.html


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2007年08月06日 ブックマークに追加する

『電子顕微鏡で見る紙の世界』
人気の紙に迫る! ~ヴァンヌーボVG~

当社でも人気の高いヴァンヌーボには、いくつかのシリーズがありまして、

・印刷仕上がりを重視した、ダル系の「ヴァンヌーボV」
・風合いを重視した、マット系の「ヴァンヌーボF」
・不透明度を高めた、ダル系の「ヴァンヌーボAR」
・古紙70%配合で環境重視系の「ヴァンヌーボR」
・ヴァンヌーボFよりもさらにマットな仕上がりの、マット系の「ヴァンヌーボVM」
・ヴァンヌーボVよりもさらにグロス感のある、セミグロス系の「ヴァンヌーボVG」
の6種類がございます。

当社が取り扱っているヴァンヌーボVGは[VG=ビジュアル・グロス]の名が示す通り、ヴァンヌーボシリーズの中でも最もグロスな仕上がりが得られますが、同時にインキのセット性や印刷特性までも優れた一面を兼ね備えた紙でもあるのです。

また前置きが長くなりましたが、3回目の今回は、先ほどから何度も名前を出している『ヴァンヌーボVG』の断面写真をご紹介してみようと思います。

紙表面が少しゴツゴツしているので、一見すると非塗工紙のようにも見えるヴァンヌーボですが、断面写真にもあるように紙表面には塗工剤でコーティングされている層があります。また紙のベース部分は、先にご紹介したアラベールケナフと同様に嵩高なつくりの紙ですが、紙表面のざらつきに合わせてふんわりと塗工処理されています。そのせいか、コート紙のような艶やかさがヴァンヌーボにはありません。でもインキが乗った箇所の仕上がりは光沢感を帯びます。これこそヴァンヌーボVGの仕上がりの真骨頂なんです。販売店の竹尾さまではこれを『ラフ・グロス』と呼んで、その名前でカテゴリを設けて、ヴァンヌーボをはじめいくつかの種類のラフ・グロス系の紙を取り扱っておられます。
ちなみに当社で取り扱っているラフ・グロス系の紙には、ヴァンヌーボVGのほかに『Mr.B』がございます。Mr.Bもまた、当社ではヴァンヌーボVGと人気を二分するほど定評のある紙なんですよ (^^)

電子顕微鏡で見る紙の世界、いかがでしたでしょうか? では次回をお楽しみに(^^)/~~~


◎見本写真
ヴァンヌーボVG スノーホワイト135kg
☆連量はいずれも四六判換算です。

※本画像は株式会社竹尾さま、日清紡績株式会社さま、株式会社松村洋紙店さま(順不同)のご協力のもとに、本ブログ記事掲載についてのご了承を得た上で使用しております。したがって本画像の2次利用および無断利用については固くお断りいたします。


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【過去の記事一覧】
『電子顕微鏡で見る紙の世界』人気の紙に迫る! ~アラベール~
『電子顕微鏡で見る紙の世界』人気の紙に迫る! ~ケナフ100GA~

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2007年08月09日 ブックマークに追加する

しこくてんれい しろ

和紙がオフセット印刷による印刷が難しいということにつきましては、以前『新楮(こうぞ)紙』の記事でも触れたことがあります。和紙の繊維がオフセット印刷機とあまり相性が良くないというのが主な理由なのですが、日本の抄紙技術はとても高いこともあって、和紙の風合いを残したファンシーペーパーがどんどん登場しています。ということで、今回は新しくラインナップされた『しこくてんれい』について取り上げてみたいと思います。

和紙独特の羽のような文様をいれるために、片面に特殊な繊維を漉き込んだ「しこくてんれい」。その紙表面たるや、まるで和紙を見ているようです。もちろん繊維がブランケットなどに絡まないように漉き込まれているのですが、非塗工の紙表面と相まって羽のような文様が浮き出た様は、まさしく和紙の雰囲気を色濃く残しています。それは同じく和紙風のファンシーペーパーとして発売している新楮紙や吉祥紙とも違った、もうひとつの和紙テイストの紙としてお使いいただけるパフォーマンスを十分に持ち合わせています。

gr@phicでは、しこくてんれいの中でももっとも白さが引き立つ『しこくてんれい しろ』の四六判換算180kgをご用意させていただきました。カード系の和紙風ファンシーペーパーとして、名刺、DMや絵葉書などで、ほかの紙にもない味わい深い雰囲気をもたらしてくれることでしょう。

※『しこくてんれい』はリンテック株式会社さまの登録商標です。


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2007年08月13日 ブックマークに追加する

高橋由伸

後半戦を迎えて佳境を迎えつつあるプロ野球。今年もセ・パ両リーグともに熾烈な争いが繰り広げられています。特に今年のセ・リーグでは、パ・リーグに倣ってレギュラーシーズン終了後に上位3球団でのプレーオフを実施するため、シーズンを通じて1位の球団が必ずしもリーグ優勝にならなくなりました。当初は盛り上がりに欠けるのでは?と言われていましたが、ここに来て阪神タイガースが調子を取り戻してきたせいか、熱狂的なファンの後押しもあって徐々に盛り上がりを見せつつあります。そんな中で、ここ数年低迷を続けていた読売ジャイアンツが昨年優勝の中日ドラゴンズを抑えて首位を走り続けています。

他球団からの主力選手を次々にFAで獲得しても、度重なる選手の故障などで低迷を続ける悪循環を繰り返していたジャイアンツですが、今年は打撃陣ではFA移籍の小笠原道大内野手やオリックス・バファローズより移籍の谷佳知外野手が開幕からスタメンで好調を持続し、投手陣では高橋尚成投手や内海哲也投手などの主力や金刃憲人投手などのルーキーが好調を維持。一方で8年連続開幕投手を逃したエースの上原浩治投手がクローザーとして大活躍するなど、ここまでは原辰徳監督の用兵がことごとくピタリと的中しているかのようです。

そんな好調なジャイアンツの中で、チーム生え抜きの高橋由伸外野手も開幕から好調を持続しています。ここ3年ほどは度重なる故障続きで期待された成績をあげられなかった高橋選手ですが、今年はかつての打撃センスを取り戻し、さらには原監督の用兵によりトップバッターに据えられて、ここまで首位ジャイアンツを引っ張り続けています。07_08_13NO_109.jpg高橋選手はタケムラが好きなプロ野球選手の中のひとりなのですが、ここ数年の彼の低迷がジャイアンツの低迷に結びついているような偶然(?)も見逃すことが出来ません。

原監督はチームリーダーでもある高橋選手をトップバッターに据えた段階で、今年のジャイアンツの行く末を彼に託したようにも思えます。カラダのあちこちに故障を抱えつつも試合には出場し続けて、結果を残している高橋選手ですが、今後の彼の活躍に期待しながら、混沌とするペナントレースの行方をますます気にし始めている今日この頃のタケムラです。

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2007年08月16日 ブックマークに追加する

印刷予備について

お客さまからのお問い合わせの中で、印刷予備についてご質問を受けることがたびたびあります。特にオフセット印刷を初めてご利用になる場合などには、ご注文枚数に別封でプラスアルファとして付いてくるので疑問に思われる方もおられるかもしれません。
ということで、今回は『印刷予備』についてお話ししてみたいと思います。

印刷予備についてはお客さまからのお問い合わせのほかBBSでも時折お尋ねいただくことがあります。ご注文枚数にプラスアルファされてくる印刷予備は、それだけを取り上げるとちょっとお得なイメージがあるかもしれませんが、印刷予備が付くのには実は理由があるのです。

印刷予備が発生する要因の一つとしては、オフセット印刷の印刷方法にあります。家庭用プリンタのようにいきなり刷り始めたものが使えるというものではなく(厳密にはインクジェットプリンタでも一枚目と数十枚刷ったものを比較すると色は変わっていると思います)、色を安定させるためにある程度の枚数の紙を使って色出しと呼ばれる作業をする必要があるのですが、この段階で少なくとも100枚以上の紙を必要とします。印刷の難易度によってはさらに数百枚の紙を必要とすることもあります。

印刷予備は、色出しおよびその後の断裁や折り加工された状態で、本来適合品として納品できる状態の商品と同等の品質のものをお付けしております。ただ、前述にもある印刷の難易度は色出しのほかに複雑な折り加工や製本加工などが絡んできますので、予備としてご提供できる部数は正直なところ読めません。場合によっては全く付かないこともございます。言い換えると予備がたくさん付くと言うことは、印刷工程がうまくいったというバロメータにもなると思いますが… ちなみに印刷会社さまによっては印刷料金とは別に印刷予備について予備紙代としてプラスされるところもあるようですが、当社ではサービスとしてお付けしております。

このように、印刷予備の位置づけを考えると、予備としてお付けできる枚数は時と場合に左右されます。時折「予備を数十枚以上付けてください」などのご要望をいただくことがございますが、もし商品としてご注文いただく枚数とプラスアルファで一定枚数の予備をご所望になる場合には、大変お手数ではありますがプラスアルファ分を含んだ枚数をご注文いただく方が確実かと思います。

印刷予備についてご理解頂けましたでしょうか? こう考えると、例えばスーツを買ったときの裾の切れ端や予備のボタンが付属しているのに似ているような気もするのですが、ちょっと違うかな?


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2007年08月20日 ブックマークに追加する

新型iMacと.Mac

最近のアップルは大人気のiPodのほかに、アメリカで発売されたiPhoneなどが大きく話題に取り上げられますが、もともとはオペレーションシステムとそれを動作させるためのハードウェアも開発する、ソフトとハードの両方を取り扱う数少ない会社でもあります。そんなアップルより新しい周辺機器が次々に発売される傍らで、Mac本体のモデルチェンジはないのかなぁと思っていた中、今回久しぶりにiMacがモデルチェンジしたのを見て、興味津々なのと同時にホッとされた方は多いのではないでしょうか? 一応Mac使いを自負してるタケムラもホッとしたうちの一人です。

iMacは今回のモデルチェンジでMac ProやMacBook Proのようにアルミ基調のデザインに移行しました。ディスプレイ一体型となる本体の厚みが前のiMacと比較して薄くなりましたが、アルミのシルバー基調のボディはシンプルかつ高級な印象を受けます。また、クリアディスプレイの標準採用をはじめ、アップルストアのカスタマイズでは、新型iMac発売日時点でIntelよりまだ発表されていない新型CPUが選択できたりなど、内容もかなりのスペックアップが図られているようです。

同時にキーボードも大幅にモデルチェンジし、新しい本体と同じくアルミ基調のデザインに変更されました。これまでのキーボードに比べて高級感がありますが、とても薄いのでキーストロークの違いなど使い勝手が気になるところです。とはいえ、ホコリや髪の毛とかが入り込んだら目立つ上になかなか掃除しづらかった前のキーボードの形状よりは、シンプルで掃除しやすいようにも思えます。

さて、自宅では古いMacを未だ現役で使い続けているタケムラですが、いよいよ買い換え時が訪れたのかなぁと2台のMacを見つめながら、久々に「Mac欲しい病」を発症してしまいそうな、でもサイフの中身を見ながらアップルストアのカスタマイズを繰り返しクリックしている今日この頃です(^^ゞ

そうそう、iMacの陰に隠れてあまり話題に上がりませんが、アップルが提供するオンラインサービス「.Mac」のサービス内容が、新型iMac発売とほぼ同時期に大幅グレードアップしているのも見逃せません。「.Mac」は年会費こそ必要になりますが、オンラインストレージが10GBまで大幅に拡張されたほか、様々なホスティングサービスが利用できるなど機能もかなり増えています。「.Mac」ユーザでもあるタケムラは、新しいMacにすぐに手が出せない分、むしろこっちの方がウレシイかもしれません(^^)


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2007年08月23日 ブックマークに追加する

『電子顕微鏡で見る紙の世界』
これでも同じ135kgなんです。

以前、当店のサンプルをご請求いただいたお客さまより、こんなお問い合わせをいただきました。

「135kgって書いたサンプル紙がいくつか入ってますけど、厚みが違うのがたくさんありますよね。これって本当は厚い方が重いんじゃないんですか?」

確かに同じ連量であっても厚みがある紙と薄い紙を比較すると、嵩の厚い紙の方が重く思えても仕方ないかもしれません。でも、実際のところ抄紙(しょうし)工程(=紙を製造する工程)の違いによって紙の厚さやベース紙の密度の加減が変わってきますので、一概に「厚い紙=重い」とは言えないところもあります。また、「厚い紙=重い」といった思い込みが、「厚い紙=高価な紙」と言った間違った認識を生んでしまっているような気もします。では同じ連量なのにどうして厚みが違うのか、ということで、『電子顕微鏡で見る紙の世界』最終回の4回目ではコート紙上質紙の断面写真を比較しながら、その違いについて見てゆきたいと思います。

それぞれの紙で、灰色に見えているところが紙の繊維であり、黒く見えているところが繊維間のすき間になります。比較してみると、上質紙にはすき間がところどころに見られますが、コート紙には上質紙ほどのすき間の大きさがありません。これでも四六判で同じ135kgの連量の紙です。コート紙と上質紙の厚みが異なるのは、断面写真にも示す通り明白ですが、どうやらコート紙の方が紙の密度が高そうにも見えます。実はここに紙厚の差のヒミツが隠されているのです。

上質紙は非塗工紙なのでカレンダー処理が行われないのに対し(メーカーによってその工程は若干異なります)、コート紙は塗工処理を行った後に「スーパーカレンダー」と呼ばれるローラーに紙を通して、艶を出すべく磨きをかけます。その際、紙に強い圧力がかけられ、塗工面の平滑性が高まると同時にベース紙も圧縮。そうすると、紙の繊維間がつまった密度の高い紙ができあがります。このような抄紙工程の違いにより、同じ連量でありながら違う厚さの紙が生まれるのです。

また、塗工剤の量やスーパーカレンダーの長さによって紙表面の平滑性や紙厚が変わってくることを考えると、抄紙工程の段階でその分工程数が増えているわけなので、単に厚いだけの紙が値段も高いというわけではないこともおわかりいただけるかと思います。

さて、4回にわたってシリーズとしてお送りしてきた『電子顕微鏡で見る紙の世界』でしたが、いかがでしたでしょうか?紙に関する知識としてお役立ていただければ幸いです。機会がありましたらまたこのような企画をやってみたいと思っています。

◎ 見本写真
コート紙135kg、上質紙135kg
☆連量はいずれも四六判換算です。


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【過去の記事一覧】
『電子顕微鏡で見る紙の世界』人気の紙に迫る! ~アラベール~
『電子顕微鏡で見る紙の世界』人気の紙に迫る! ~ケナフ100GA~
『電子顕微鏡で見る紙の世界』人気の紙に迫る! ~ヴァンヌーボVG~

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2007年08月27日 ブックマークに追加する

チャレンジ! 五山の送り火

gr@phicの京都竹田工場は、酒どころとしても有名な伏見にあります。
以前「霧」の記事でもご紹介したように、近くには京セラの本社ビルもあったりしますが、それでも竹田工場の最上階から見渡す京都盆地の見晴らしはなかなかよかったりします(^^)

さて、京都の夏と言えば五山の送り火が有名ですよね。ある時「竹田工場から送り火が見えるよ」ってことを上司から聞いたタケムラ、今年の五山の送り火の日はちょうど出勤していることもあり、仕事が終わってから最上階での送り火の撮影にチャレンジしてみました。果たしてどこまで撮影できたでしょうか?お盆が終わってちょっと時期外れになった感もありますが、しばしおつきあいのほどm(__)m


●大文字


「大」どころか山が燃えてるようにしか見えませんでした…
ちなみにほぼ真上に見える光は比叡山の頂上です。

●妙法
 場所的に見えませんでした…

●船形・左大文字
建物と建物の間にかろうじてツーショットでした…
●鳥居形
ぼんやりとわかるくらいに見えました…


今回の撮影に当たっては、ウチからデジカメを持っていき、三脚はカメラマンさんに借りて、タケムラ的には撮る気マンマンだったのですが、35mm換算で300mmのレンズでは全然足りませんでした(>_<)デジタル画像だからPhotoshopとかでトリミングできるけど、それでも思ったよりも小さくしか撮れませんでした。ちょっと残念…

それにしても、京都に住んでいても五山の送り火や祇園祭のような大きなイベントに行かない人って、意外に多いと思います。かく言うタケムラもそんなひとりだったりしますが、五山の送り火についてはここ2年ほどは直接見る機会がありました。特に去年は送り火を見ながら、地方から来られた見ず知らずのご年配の方と話していたのですが、その方は『京都で◎◎をする』『京都の○○を見る』『京都の◇◇に行く』といったように、京都に来ることがとても好きだとおっしゃっていました。そしてタケムラが京都に住んでいることをお話しすると「いいなぁ、いいなぁ~」という言葉を連発してとてもうらやましがっておられたので、少し気恥ずかしくなったことを覚えています。

五山の送り火の由来については、いろいろなサイトにも取り上げられているのでここでは触れませんが、見る分には点火したかと思うと間もなく消えてしまうようなところがあるかもしれません。でも、おもだった施設が自主的に照明を落とした状態で見る送り火は、たとえそれが短いひとときであったとしても、京都ならではの静かな雰囲気も相まってある種の感動すら覚えます。普段は京都に住んでいることに特別何か感じることってありませんが、今年は竹田工場の屋上でカメラのファインダ越しに送り火を見ながら、去年お会いしたご年配の方がおっしゃっていたことをふと思い出していました。そして、京都に住んでいてよかったなぁ、という思いを少しかみしめた今日この頃です。

ちなみに同じ時間帯に当社のカメラマンが撮った画像もご紹介しておきます。もちろん撮影場所は竹田工場じゃないんですが、それにしてもプロが撮るとこんなにキレイなんですね。


大文字
船形左大文字鳥居形

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2007年08月30日 ブックマークに追加する

塗り足し

印刷通販にご入稿いただくお客さまのデータで、時折仕上がりサイズで作成されたものを見かけることがあります。このような場合、トンボを付けていただくようにお願いするか、Photoshopで作成されている場合には塗り足し部分を確保していただくようにお願いして、データの再入稿をしていただいておりますが、その際に『塗り足し』の必要性についてお問い合わせをいただくことがあります。ということで、今回の《印刷通販の基礎用語》では『塗り足し』について取り上げてみたいと思います。

塗り足しは『ブリード(bleed)』と呼ばれることもあります。英語のbleedには「裁ち落とす」などの意味がありますが、その意味の通り、印刷における塗り足しとは裁ち落とされる領域のことを指します。例えば名刺を作るにあたって、そのサイズ目一杯に画像を配置したり色アミを引いたりする場合、天地左右でそれぞれ3mmずつ大きく作って頂いております。名刺サイズは91×55mmですので、3mmずつ大きく作ったサイズは97×61mmとなります。この3mm大きく作る領域が『塗り足し』となるのです。そして、印刷は仕上がりサイズの紙で行われるのではなく、以前ブログでもご紹介した『トンボ』がついた状態で、塗り足し部分も含めてもっともっと大きな紙に印刷されます。このトンボには印刷版の位置を合わせるほかに、塗り足し部分と仕上がり位置の領域を線で示す意味もあるのです。

大きな紙に印刷された印刷物は、その後仕上がりサイズに断裁されてゆきますが、一枚一枚ではなく、一度に大量の印刷物を断裁機で裁断します。その際、断裁機内の『クランプ』と呼ばれる加圧装置で、紙がずれたり動いたりしないように固定して一気に断裁刃を降ろしていくわけですが、このときに一番上の紙と一番下の紙の断裁位置が少しずれることがあります。ズレが起こる要因は、紙種に応じたクランプ圧の調整状態や、それに伴う刃先の微妙な流れ、断裁刃先の状態、それとは別に印刷された紙にインキが付着することによる紙面の収縮度合いなどがあげられます。これらの要因が絡み合って起こる断裁ズレは、外的かつ物理的な要因に左右されるアナログな一面があります。断裁誤差を全くゼロにするということが大変難しいために、塗り足しと呼ばれる領域が設けられているのです。塗り足し領域がない仕上がり位置での作成がNGであることや、微妙な断裁位置のズレが生じる理由については、このような背景があるのです。

例えば刃幅がない刃や全く伸縮しない紙、これらが実現できれば断裁の誤差はなくなるかもしれません。でもそれは現実的には不可能であることを考えると、いかにして断裁誤差をゼロに近づけるような手段を講じるかにかかっていると思います。断裁機の日々のメンテナンスや、断裁加工に携わるオペレータの技量もそのひとつなのですが、彼らも日々の業務と並行して検証と訓練を続けながら、断裁精度をより高められるように技量のアップに努めています。

塗り足しが設けられている理由についてご理解頂けましたでしょうか?このように考えると、仕上がり位置サイズの内側に均等に罫線を引くようなレイアウトも、仕上がり位置に近ければ近いほど断裁誤差がたとえ僅かであっても目立ってくるかと思います。デザイン上の問題などもありますので一概に言えませんが、天地や左右の均等幅をより緻密にお考えの場合には、できれば避けられた方が無難かもしれません。


塗り足しとトンボについては当社サイトのテクニカルサポートのページもご参照ください。


【塗り足しを作成しよう】
http://www.graphic.jp/datacheck/biggner001.html

【DTP基礎知識 塗り足しとトンボ】
http://www.graphic.jp/technical/print_trim.html


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