2007年07月30日 ブックマークに追加する

『電子顕微鏡で見る紙の世界』
人気の紙に迫る! ~ケナフ100GA~

木材からパルプ生成されて製造される紙が大多数を占める中で、ケナフは成長が早いことや繊維量が多いことから、最近になって紙の原料として注目され始め、現在では非木材パルプの、環境に優しい紙ということで広く認知されるようになりました。当社で取り扱っている『ケナフ100GA』は、文字通り1年草のケナフを原材料として製造されている紙です。2回目の今回は、その風合いが当社でも人気の高い『ケナフ』の断面写真をご紹介してみようと思います。

アラベールと同様に、紙表面に塗工処理が施されない非塗工紙のケナフ100GAは、断面写真からもわかるように、紙の表面がゴツゴツしています。また白黒写真なのでよくわかりませんが、ケナフは紙を白く見せるための蛍光染料を使わないため、自然でナチュラルな色合いをしているところが大きな特徴です。

さらに詳しく見てみると、アラベールと同様、灰色に見えているのが紙の繊維で、黒く見えているのがすき間ですが、アラベールよりもややすき間が多いことがおわかりいただけるかと思います。そのため、ほぼ同じ連量でありながらもケナフはアラベールよりもやや嵩高な紙となります。

ケナフより紙を作ることに際して、コスト面など、様々な意見があるようですが、ケナフ紙の持つ素朴な風合いはデザイン面においてもいろいろな生かし方ができるような気がします。それはきっとデザイナーさまのデザイン心をくすぐるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

電子顕微鏡で見る紙の世界、いかがでしたか? では次回をお楽しみに(^^)/~~~


◎見本写真
ケナフGA100 135kg
☆連量はいずれも四六判換算です。
おことわり:当社でのケナフ紙の取扱いは四六判換算180kgのみとなります。

※本画像は株式会社竹尾さま、日清紡績株式会社さま、株式会社松村洋紙店さま(順不同)のご協力のもとに、本ブログ記事掲載についてのご了承を得た上で使用しております。したがって本画像の2次利用および無断利用については固くお断りいたします。


◎画像はクリックしていただくと拡大表示されます。


【過去の記事一覧】
『電子顕微鏡で見る紙の世界』人気の紙に迫る! ~アラベール~

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